【大阪】期待のエリア構想　ミナミとキタに続く「ヒガシ」

大阪の「ヒガシ」の拠点となるか－。大阪のシンボル、大阪城公園の東側（大阪市城東区、東成区）で、次世代を見据えたまちづくりがスタートした。令和７年度には、大阪府立大学と大阪市立大学の統合による新大学のメインキャンパスが設置される。大阪府市は民間事業者と協力し、メインキャンパスを軸にエリア全体を整備する方針で、「キタ」や「ミナミ」に続く、大阪の新たなまちが誕生しそうだ。

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する中、大阪市の松井一郎市長は４月、令和４年度の開学を目指す新大学を中心に、感染症研究の拠点をつくりたい意向を示した。新大学には医学部や農学部、獣医学部といった「ウイルス研究に適した環境がそろう」（松井氏）こともあり、期待が高まっている。

まちづくりの対象エリアは、このメインキャンパスを含め、大阪城公園の東側５３ヘクタールに及び、最先端技術を生活や都市機能に導入する「スマートシティ」実現に向けた拠点づくりの構想が進む。